ひっそりヲタなはなし。 えば熱復活中(ミサ加持限定)。
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シェルターに批難している一般人NERV職員の把握
地上に残された人はいないのか
NERV本部の被害
どれだけの人が犠牲になったのだろう
なによりシンジくんとレイはどうなってしまったのか
空から飛来したエヴァらしき巨人
地上は...第三東京市の状況は
この事態を国連軍が...何より戦自が黙っている訳がない
考えれば考える程に先の見通しが立たない
でもこのまま何もしない訳にいかない
碇指令や冬月副指令の姿も見当たらない
現時点の最高責任者は自分なのだ
比較的被害が少ない大きなスペースが取れる場所を日向に検索させ
点呼を取り1時間後にその場所に集合することを部下達に告げた
急いで執務室に戻ったミサトは
愛用しているH&K USPの動作チェックをして懐に忍ばせる
そして小さく纏まる非常食とタブレットだけ身に付け当面の身支度を整えた
その時
背後に人の気配がした
ミサトは咄嗟に懐にしまったばかりの銃を引き抜きその方向へ向ける
「葛城、俺だよ」
いつからそこにいたのか加持は両手を上げて微笑んだ
ミサトの顔は一旦緩んだがすぐに厳しい表情になり銃を下ろさない
「ここで何してるのよ」
加持は少しだけ微笑んで真顔になる
「黙って行こうと思ったが...やはり出来なかった」
「何言ってんのよ...」
「あんた外のこと元々起きるって知ってたんじゃないの」
ミサトは厳しい表情を崩さずさらに加持を睨みつけた
加持はミサトの言葉を受けて小さく笑う
「そんなに俺は信用ないか...」
「あんたスパイみたいなことしてたじゃない」
「葛城に隠し事するつもりはなかった...いつか一緒に歩ければと思っていた」
加持はミサトから視線を外し俯くそして声が低くなった
「これから君の前にある道は更に険しいものになる...」
「本当は今度こそ俺が守ってやりたかったんだ、君を」
ミサトは思いがけない言葉に銃を下ろし加持を見つめた
視線をミサトに移した加持は悲しそうな表情で口を開く
「今までもこれからも守ってやれなくてごめん」
加持はミサトを強く抱きしめる...細いミサトの体が折れそう位に
驚くミサトの頬に軽くキスした後貪るように彼女の唇を奪った
数日前まで肌を重ね合い恋人同士に戻ったような二人だった
加持は帰国してから事あるごとにミサトにちょっかいを出していたし
ミサトとよりを戻そうとしているのは誰から見ても明らかで
ミサトも最初こそ必要以上に加持を避けどこまでも意地を張っていたが
しばらくすると加持との時間にしあわせを感じていた
でももうそんな日は二度と来ない予感がした
恋だ愛だと言っている状況ではなくなってしまった
それでも想いが消える訳ではない
ミサトもいつしかその激しい口づけに答える
銃を手にしたまま加持の背中に手を回した
どれ位の時間そうしていたのか
気が遠くなる程激しい口づけは優しい口づけに変化し
慈しむようにミサトに触れる加持に身を委ねながらミサトはいつしか涙を流していた
唇を離した加持が優しくミサトを見つめると
指で涙を拭き取りながら笑顔のまま少し眉を寄せる
そのどこか辛そうな顔にミサトはある不安にかられた
加持はもう一度優しく笑ってミサトから体を離し執務室を出ようとした
「待って」
ミサトは咄嗟に叫んだ
気持ちよりも声が先に出る
「加持くんお願いだから待って」
ミサトは自分の感情を抑えられないように叫ぶ
どうしようもない不安とある予感
それを今打開する術がないことは容易に想像できる
「葛城...」
ミサトは加持の腕を掴む
その手は震えていた
そして振り絞るように声を出す
「...いつもわたしの心はあなたの傍にいるわ」
「それだけは...忘れないで」
ミサトがやっと言葉に出来たのはそれだけで
しかし加持にはそれだけで充分だった
加持はミサトの方を向いてもう一度強く抱きしめる
そして額にキスした後振り切るように執務室を後にした
きっと彼は集合場所には来ないだろう
ミサトは加持が出ていった執務室のドアにもたれ掛かり崩れ落ちる
瞳から涙がとめどなく溢れた
彼を止めることなんて出来ないのは分かってる
だから言えなかった
一緒に来てとか行かないでとかなんて言っちゃいけないと
だからこそ
せめてわたしの想いは伝えたかったのに
もっともっと伝えたいことがあったのに
なんで直接言えなかったんだろう...
気持ちを伝えるチャンスは幾度と無くあったのに
ミサトは自虐的に笑った
そしてつぶやく
「加持くん...愛してる」
地上に残された人はいないのか
NERV本部の被害
どれだけの人が犠牲になったのだろう
なによりシンジくんとレイはどうなってしまったのか
空から飛来したエヴァらしき巨人
地上は...第三東京市の状況は
この事態を国連軍が...何より戦自が黙っている訳がない
考えれば考える程に先の見通しが立たない
でもこのまま何もしない訳にいかない
碇指令や冬月副指令の姿も見当たらない
現時点の最高責任者は自分なのだ
比較的被害が少ない大きなスペースが取れる場所を日向に検索させ
点呼を取り1時間後にその場所に集合することを部下達に告げた
急いで執務室に戻ったミサトは
愛用しているH&K USPの動作チェックをして懐に忍ばせる
そして小さく纏まる非常食とタブレットだけ身に付け当面の身支度を整えた
その時
背後に人の気配がした
ミサトは咄嗟に懐にしまったばかりの銃を引き抜きその方向へ向ける
「葛城、俺だよ」
いつからそこにいたのか加持は両手を上げて微笑んだ
ミサトの顔は一旦緩んだがすぐに厳しい表情になり銃を下ろさない
「ここで何してるのよ」
加持は少しだけ微笑んで真顔になる
「黙って行こうと思ったが...やはり出来なかった」
「何言ってんのよ...」
「あんた外のこと元々起きるって知ってたんじゃないの」
ミサトは厳しい表情を崩さずさらに加持を睨みつけた
加持はミサトの言葉を受けて小さく笑う
「そんなに俺は信用ないか...」
「あんたスパイみたいなことしてたじゃない」
「葛城に隠し事するつもりはなかった...いつか一緒に歩ければと思っていた」
加持はミサトから視線を外し俯くそして声が低くなった
「これから君の前にある道は更に険しいものになる...」
「本当は今度こそ俺が守ってやりたかったんだ、君を」
ミサトは思いがけない言葉に銃を下ろし加持を見つめた
視線をミサトに移した加持は悲しそうな表情で口を開く
「今までもこれからも守ってやれなくてごめん」
加持はミサトを強く抱きしめる...細いミサトの体が折れそう位に
驚くミサトの頬に軽くキスした後貪るように彼女の唇を奪った
数日前まで肌を重ね合い恋人同士に戻ったような二人だった
加持は帰国してから事あるごとにミサトにちょっかいを出していたし
ミサトとよりを戻そうとしているのは誰から見ても明らかで
ミサトも最初こそ必要以上に加持を避けどこまでも意地を張っていたが
しばらくすると加持との時間にしあわせを感じていた
でももうそんな日は二度と来ない予感がした
恋だ愛だと言っている状況ではなくなってしまった
それでも想いが消える訳ではない
ミサトもいつしかその激しい口づけに答える
銃を手にしたまま加持の背中に手を回した
どれ位の時間そうしていたのか
気が遠くなる程激しい口づけは優しい口づけに変化し
慈しむようにミサトに触れる加持に身を委ねながらミサトはいつしか涙を流していた
唇を離した加持が優しくミサトを見つめると
指で涙を拭き取りながら笑顔のまま少し眉を寄せる
そのどこか辛そうな顔にミサトはある不安にかられた
加持はもう一度優しく笑ってミサトから体を離し執務室を出ようとした
「待って」
ミサトは咄嗟に叫んだ
気持ちよりも声が先に出る
「加持くんお願いだから待って」
ミサトは自分の感情を抑えられないように叫ぶ
どうしようもない不安とある予感
それを今打開する術がないことは容易に想像できる
「葛城...」
ミサトは加持の腕を掴む
その手は震えていた
そして振り絞るように声を出す
「...いつもわたしの心はあなたの傍にいるわ」
「それだけは...忘れないで」
ミサトがやっと言葉に出来たのはそれだけで
しかし加持にはそれだけで充分だった
加持はミサトの方を向いてもう一度強く抱きしめる
そして額にキスした後振り切るように執務室を後にした
きっと彼は集合場所には来ないだろう
ミサトは加持が出ていった執務室のドアにもたれ掛かり崩れ落ちる
瞳から涙がとめどなく溢れた
彼を止めることなんて出来ないのは分かってる
だから言えなかった
一緒に来てとか行かないでとかなんて言っちゃいけないと
だからこそ
せめてわたしの想いは伝えたかったのに
もっともっと伝えたいことがあったのに
なんで直接言えなかったんだろう...
気持ちを伝えるチャンスは幾度と無くあったのに
ミサトは自虐的に笑った
そしてつぶやく
「加持くん...愛してる」
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