忍者ブログ
ひっそりヲタなはなし。 えば熱復活中(ミサ加持限定)。 ブログ内全ての無断複製及び転載を禁じます。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「葛城さん動きませんね」

マヤはミサトの執務室が映されているモニターを随時チェックしていた

「そうね...ミサトも意地っ張りな所あるものね」
「どうせ買うんだから悩まないで注文すればいいのに」

先刻ミサトの執務室に隠しカメラを付けたリツコは
マヤと一緒にミサトが写っているモニターを覗き込み
映像の状態を確認して満足そうに頷く

しかしミサトはずっと硬直した様に動かなかった

モニターを見つめていたマヤが口を開いた

「センパイ...わたし分からないんですけれど...]
「あんなモノ欲しいものなんですか」

マヤは本当に不思議そうにリツコに訪ねる
リツコはそんなマヤを見ると
この潔癖性の部下はこの先恋愛出来るのかしらと苦笑する

抱き枕なんて確かに自分にも不必要なものなのだが
そしてあんなモノと言われてしまった加持と
手に入れようか悩んでいるミサトに少しだけ同情した

「そうね」
「マヤに好きな人が出来たらわかるんじゃないかしら」

するとマヤはリツコから顔を背けて真っ赤になった

「す、好きな人は...多分います」

リツコはそんな動揺するマヤが可笑しく
また愛おしく見えた
けれどあくまで冷静に答えた

「あら、そうなの...こんなに可愛いマヤに好かれる幸せ者は誰かしら」

リツコがマヤの肩に手を置くとマヤはビクっと背中を震わせた

「...先輩」

マヤがリツコの方へ真っ赤な顔を向けたその時

『ガッシャーン』

監視モニターから何かぶつかる音...というか壊れる音が聞こえた

リツコとマヤがモニターを覗き込むと
ミサトが自らのパソコンを床に投げつけていた

「せ、先輩」
「全くあのコは...」

リツコは眉間に手を当てため息をつく

「いえ、想定の範囲内よ...」

「でも」

一度深呼吸する

「始末書は書いてもらうわよ」

リツコは半ば呆れ顔でミサトの執務室に戻るべく
ミサトの暴れる様子が映されたモニターを
食い入る様に見つめるマヤがいる部屋を後にした
PR
プロフィール
HN:
さとみ。
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
ヲタ徒然日記。
ミサト@えば中心
カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
忍者カウンター
Copyright ©  -- 白夜のなかで。 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by White Board

powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]